仕事で英語を話せるようになりたい!英会話の独学方法を筆者の経験談から紹介

仕事で英語を話したいけれど、勉強方法が分からず悩んでいませんか?

仕事で英語を喋りたい
最低限で良いので最短で習得したい
独学で英会話を習得したい

英語の勉強はやることが多くて困りますね。

実は考え方を少し変えると、英会話独学の方法が見えてきます。

仕事の英語は学校英語と違ってシンプル。片言の単純な英語でマネージャーレベルまでいけます。

とくにエンジニアの仕事現場ではスペル・文法の細かい間違え等で減点されることは少なく、片言英語で十分通用するんです。

片言英語なら、だれでも練習の積み重ねで習得できる。

この記事では私の経験から、6ヵ月~1年で英語面接・駐在が可能な英語力の独学方法、を解説します。

  • 何を勉強すればよいのか
  • 何年勉強するか
  • 教えてもらった方が効率の良い項目は何か

私の英語成績は常に落第点レベルでしたが英語を全く使わない中小企業から外資系に転職し今では外資4社を経験しています。

この記事を読むと英会話が苦手でも6か月~1年の練習で英語面接・駐在ができる英会話力が身に付くと解ります。

結論
  • まず英語脳+カタコト英語を身に付ける(3ヵ月~6ヵ月)
  • スピーキングに集中して練習する(3ヵ月~1年)

私が実践した勉強順序を5つのステップに分けて説明していきます。

トレーニングの全体計画の図。STEP1-STEP5まである。
目次

【一人で学習する決心】英語は独学で話せるようになります

仕事に必要な英会話力は英会話学校に行かず一人で身に付ける事ができます。

英会話には英語脳が必要ですが、英会話学校で英語脳を身に付けるには時間がかかるし不効率。英会話学校で自分が喋れる時間は多くて5分程度でしょう。英語脳を身に付けるには一日30分前後の練習を3ヵ月以上続ける必要があるので英会話学校では不十分です。

英語脳は会話練習を始める前に身に付ける必要があります。毎回、日本語に直していては実際の会話スピードについていけません。これは英会話を練習し始めた初心者でも同じです。

でも安心して下さい。英語脳のトレーニングは筋トレと同じく単純なので自宅で練習可能です。まずは英語脳を身に付けてから、英会話学校へ行くか考えましょう。

勉強順序の前に3つのコツを解説
  • スピーキング練習に集中する
  • カタコト英語は仕事で使える
  • 英語脳の必要性

【勉強順の解説】へ→ ジャンプ

カタコト英語は仕事で使える

仕事の英語はカタコト英語で始められます。ビジネス英語の目的は仕事を前にすすめること。何をどうするかが相手に伝わればOKです。

恥ずかしいとか、相手に迷惑だとか考える必要はありません。日本人と仕事をするビジネスパーソンはそんなことは考えず、プロジェクトを完了するためだけにあなたと会話しているのです。

英語初級者は英語を仕事のツールとして考えれば大丈夫。英会話が流暢である必要は全くありません。片言英語で十分です。

海外の仕事仲間は以下のように考えます。
「英語が上手でビジネスを進められない人よりも片言英語でもビジネスをスピーディに回す人が必要」

「カタコト英語は失礼・恥ずかしい・仕事なんかムリ」と思いますか?

カタコト英語は失礼でしょうか。
そんなことはありません。

言葉が幼稚な人と仕事が未熟な人、職場でどちらと付き合いたいか。逆の立場で考えて下さい。

もちろん両方できる人が重宝されますがそんな人は少ないのが実情です。

現実としてカタコト英語+仕事が出来れば相手にされるんです。

片言英語については、別記事で詳しく書いているのでそちらも参考にして下さい。≫ 片言英語でも十分通じる|英語力ゼロから駐在を可能にした片言英語とは

英会話の上達とは何か?

どうなったら英会話が上達したと言えるでしょうか。

ネイティブのように喋ることが出来ればベストですが、大人の我々が今から目指すのはかなり難しい。

では何を英会話の上達と言うのでしょうか。

  • 英語を使って相手と会話のキャッチボールをスムーズにできる事
  • 英語を使って仕事を滞りなく進めるられる事

これらで「英会話が上達した」と言って良いでしょう。

最初は格好が悪いと思うかもしれませんが、カタコト英語で仕事ができるようになると、成長を実感でき、周りの評価も変わってきます。

【スピーキング練習に集中する】と決める|何から勉強したらよいのか

英語の勉強は範囲が広すぎて何をしたら良いかわからないですよね。

まずはカタコト英語で良い、と決めたらスピーキングに集中して練習。他の練習は後回しにします。

その理由を見ていきます。

リーディングとライティングはPCに頼る

リーディングとライティングの勉強は後回し。

とりあえず、パソコンに助けてもらいながら仕事を進めましょう。毎日仕事で英語に触れているうちに、仕事で必要な英語力は身に付いていきます。

リーディング

リーディング中に分からない単語はネットで意味を調べる事ができます。
文章そのものを翻訳サイトで訳すことも可能。必要な単語は同時に覚えていきますがリーディングの勉強自体は後回しにします。

ライティング

仕事のメールは使う文章が決まっています。
最初は同僚の文章をコピー・テンプレート化して保存。それを再利用しているうちに、段々と仕事のメール程度は書けるようになります。
困った時は、PCの翻訳ソフトやGoogle等のWeb上のサービスを使えばなんとかなるので、リーディングとライティングの勉強は後回し。

リスニング

リスニング力がつくまでは相手に頑張ってもらい乗り切ります。

リスニング力の向上には長い時間がかかります。徐々に慣れていきますがそれまでは仕事相手に頑張ってもらいましょう。

仕事の相手は私たちに内容を理解してもらう必要があるため工夫して分かりやすく伝えてくれます。現在はWEBで画面を利用して説明できるので電話だけの時代とは比較にならないくらいコミュニケーションが楽です。

電話やWEB会議・現場の雑談で理解できなかった場合は「確認のため後程メールを送って下さい」と必ずメールで確認すればOKです。

仕事の英語に限って言えばリスニングの勉強は後回しに出来ます。

文法

文法は後でご紹介するSTEP5まで気にする必要はありません。中学レベルが大体分かっていればひとまずOK。

過去系・未来系・現在完了等を使わなくても日付と時間で表現できます。

疑問文も語尾を上げたり?マークを付ければ解決します。

英語の文法よりも社会人として仕事のやり方を分かっている事の方が大事。
納期や数字など日本語で常に気を付けている事を文法に頼らず別の表現で相手に伝える。適切なタイミングでフォローすることを徹底すれば大丈夫です。

文法が不安な場合中学校の英文法ドリルを軽く3~5周すると良いです。
それ以上の文法は後回しでOK。

スピーキング

スピーキングだけは自分が何かしないと始まりません。
また言葉の間が毎回5秒空いていては会話になりません

文法無視、単語羅列でもよいので自分の言葉で連続してしゃべる必要があります。

英会話の初心者でも、英語脳+カタコト英語だけで5分間話せます

英語初心者として、まずはスピーキング練習から始めていきましょう。
スピーキングができれば英語で仕事を進められます。
徐々に他の力もついてきます。

英語脳を身に付け一人英会話に没頭する

英語脳とは日本語を使わずにイメージで英語を理解し会話・読み書きする能力です。≪詳細記事→ 【英語脳とは】仕事の英会話がイッキに上達

スピーキングに集中すると決めたら英語脳を作っていきます。

英語脳を身に付けないと会話のスピードについていけません。

2言語で考えていては単純に2倍またはそれ以上の時間がかかります。

我々が頭の中で日本語から英語に文章を訳している間、相手は待たされていると感じるでしょう。
これではスムーズな会話になりません。

英語脳は数か月の単純な練習で身に付くのでぜひ挑戦して下さい。

英会話独学の勉強順序(基礎)・外資系の面接に対応するまで・駐在も可能

外資っ子

ここから英会話独学の勉強順序を見ていきます

スピーキング練習に集中する。
先程解説したように英会話独学は最初スピーキング練習に集中していきます。

最初のトレーニングは基礎となる英語脳の練習です。

トレーニングの全体計画の図。STEP1-STEP5まである。

STEP2までは練習時間をしっかり確保して集中的にトレーニングしていきましょう。

英語脳の基礎が出来るSTEP2までは他の英語勉強は控えて下さい。他の勉強は英語脳を身に付けてからのほうが効率が良くなります。

まずはSTEP1~5の流れを確認。ご自分のレベルに合わせて学習計画をイメージしてください。

STEP1: 【単語のイメージ練習】必ずここから身に付ける(英語脳)

STEP1は英単語を英語で覚える英語脳トレーニング

絵や写真で英単語を解説しているピクチャーディクショナリーを見ながら英単語をイメージで覚えていきます。

①音声から絵を思い浮かべる
②絵だけを見て単語を言う
③スペルだけをみて絵を思い浮かべる

単純作業の繰り返しですが毎日トレーニングすることで着実に英語脳が形成されていきます。

トレーニング詳細説明はコチラ ≫【英語脳トレーニング方法】3ヵ月で英単語レベル完成の手順

STEP2: 【文章の英語脳練習】ここまで他の勉強に手をつけない(英語脳)

STEP2は英語文章を英語で覚える英語脳トレーニング

◆ 短い文章を英語で覚える英語脳トレーニング

文章を語順のとおりイメージしていき一つの絵として頭に思い浮かべ理解します。

①音声から文章の語順通りに絵を思い浮かべる
②絵だけを見て文章を言う
③文章を語順通り見て単語ごとに絵をイメージし組み立てていく

イメージ化の訓練なので文章を覚えるのが目的ではありません。
単語のトレーニングと同様に単純作業のくりかえし。分からない文章は飛ばして進みます。

トレーニングの詳細説明はコチラ≫【英語脳作り・文章レベル】図で説明

◆ 短い文章をつなげて覚える

短い文章を英語で覚える英語脳トレーニングに慣れてきたら文章をグループ化して覚える練習をします。

オススメしている文章用教材は短い文章が数個集まって一つの場面を表現しています。
最初は短い文章一つずつをそれぞれ覚えるのですが、余裕が出来てきたら文章を数個ずつ関連イメージとしてつなげ覚えていきます。

この覚えたイメージを通勤中やお風呂で思い出しつぶやいていきます。これがイメージを英語にする練習・STEP3の「ひとり英会話」につながっていきます。

焦らず着実に
STEP2が不完全で、日本語訳が頭に出てくると感じた場合はSTEP1に戻ります。
日本語が入ってくる状態でSTEP1-2以降に進むと、将来の学習スピードが落ちるので着実にトレーニングして下さい。
私は焦ってSTEP2に進んだため、英語脳の習得が不完全になり、STEP1へ再度戻った経験があります。

◆ STEP2までは他の勉強をしない

英語脳は一度身に付ければ日本語を混ぜて勉強しても大丈夫ですがSETEP2の文章英語脳を身に付けるまでは他の勉強をせず毎日この練習だけを続けましょう。

◆ 少しでも毎日トレーニングする

スポーツ選手が毎日道具に触れるように我々も英語脳育成期間だけは毎日少しでも練習をするように心がけて下さい。

この心がけで英語脳の完成がよりスムーズになります。

STEP3:【思いつき英会話】【ひとり英会話】簡単な英会話の練習(英語脳)

トレーニング計画の図。STEP3

STEP3では英語脳をつくる練習から英会話力を付ける練習へ移っていきます。

◆ 思いつき英会話|思いつく単語・短文を英語で言う

“思いつき英会話”は目に入った物・思いついた風景を英単語や文章で言う練習です。

部屋の中を見渡しながら・電車で外を眺めながら・目に入ってくる物や状況を英語で言ってみます。

分からない単語がある場合ピクチャーディクショナリーを見ながら英単語をイメージで覚えていきます。

最初は家の中・同じ風景で毎日練習するのが良いです。
ピクチャーディクショナリーで調べるなどして英語で答えを付箋に書き貼っておくと効率的。
慣れてきたら毎日の通勤時など範囲・場面を広げていきましょう。

徐々に文章にも挑戦していきます。

線路沿いを走っている人を見て
He is running.
程度の簡単な文章で十分です。

これがムリなら最初は
…running…
でもOK。

まずは目に入った情景を日本語を使わず英語で表現することが重要です。

ピクチャーディクショナリーや文章用教材で覚えた状況が出てきたら英語で言ってみます。周りに人がいる時は頭の中でつぶやくだけでも効果あり。

とにかく日本語を使わないで英語を出す事に専念していきます。

◆ ひとり英会話|複数の文章にストーリーをつけて覚える

ひとり英会話は最初に台本を作ります
その台本をイメージで覚えてイメージから言葉にしていく英会話です。

短い文章を覚える。それをつなげてストーリーにします。

コーヒーの入れ方の文章を5個
皿洗いの英語文を3個
これら合計8個の文章を組み合わせて場面を連続映像としてストーリー化。
このストーリーを単語順にイメージで覚えてイメージから喋ります。
つなげる文章の個数は自分と相談して調整しましょう。

私はプリントした紙をビニールに入れ風呂に持ち込んで毎日の風呂をひとり英会話の時間としていました。

思いつき英会話 vs ひとり英会話
思いつき英会話:目に入った状況・絵を英語で口から出す
ひとり英会話:脳に記憶したイメージを意識的に引き出し、英語として口に出す
目の前にない状況・絵について口に出す部分が大きな違い

思いつき英会話・ひとり英会話を徹底的にやると、徐々に英語を話せる実感が出てきます。

Google検索などをすると「独り言英会話」として出てくるのは、私がこのブログで記載する「思いつき英会話」と「ひとり英会話」を合わせた方法だと思います。

◆ 日常生活の暗唱

イメージで文章を覚える感覚がつかめてきたら、あとは直近で必要となりそうな文章を「ひとり英会話」でインプット&アウトプットしていきます。

とくに目標の会話例が無い・要領がわからないうちは普段の日常生活表現を覚えて「イメージで覚える練習」とともに身近な英語表現を丸ごと覚えていきましょう。

日常生活の暗唱・おすすめ教材

市販テキスト文章の単語部分を自分の好きな単語に置き換えて覚えるのも実用的で良い方法です

  • 文法書(Essential Grammar in Use)の問題を3回以上解く・声を出してイメージで覚える
  • メルカリ・ヤフオクでベルリッツの教科書&CDを買う(Level1~4)
  • 好きなDVDなど・お気に入り場面の短文を抜き出して覚える
  • 書店の英語本コーナーで日常会話集を探す
  • 社内文章やメールの内容・WEBの表現を模倣して覚える

私はベルリッツの教材で練習したので個人的にこちらもおすすめしています。レベルが進むごとに徐々に英語の難易度が上がりCDの音声は遅すぎず早すぎず。テキスト問題を解いていると自然と文法も身に付きます。
Grammar in Useなど海外のテキストは英語脳の練習用にぴったりです。。

好きな文章・必要な文章をインプット&アウトプットしてひとり英会話を楽しみましょう。

この練習に慣れてくるとSTEP4が見えてきます。

自分専用の会話練習ノートを作ると効率&モチベーションUP

気に入ったノートに普段の練習文章を書き込み”自分専用のテキスト”として作るとモチベーションがUPします。私はA6サイズノートを持ち歩いて外出先でも学習しました。

自作の会話練習ノート」が最強テキスト

STEP3から始める補足学習|英英辞書を使ってみる

STEP3から徐々にインプットも意識していきます。

普段の業務やネットサーフィンで分からない単語があっても立ち止まらず辞書は引きません。
二度目以降に気になったら英英辞書を使って調べてみましょう。

英英辞書は難しそうですが中学生英語が大体解れば読めるんです。
オンラインで気軽に使えるのでぜひ試してください。

日本語辞書も使う

  • 業務でどうしても必要な時
  • 英英辞書がストレスな時
  • どうしても知りたい単語

こんな時は英和・和英辞書も使っていきます。
ストレスが溜まって英語学習が嫌いになっては意味がありません。

日本語で調べた単語は一度頭の中でイメージに変換しイメージから再び英語や日本語にするよう心掛けて下さい。極力日本語では覚えないようにします。

イメージ経由の学習を心がければSTEP2で身に付いたばかりの英語脳に大きな影響は出ないはずです。

例えば
「予防接種の英語がどうしても知りたい」時

ネットで英単語がvaccinationと分かった場合

予防接種=vaccinationとは覚えません。

vaccinationの写真

イメージと単語・vaccinationを結びつけて頭で何度かイメージ・絵として覚えていきます。

予防接種 ←→ vaccination
と覚えるのではなく

予防接種→

とイメージを思い浮かべ

イメージから単語を出していきます。
→ vaccination 

このように2段階で覚えます。

ある程度イメージを覚えたら英語だけで練習します。

単語・音からイメージ

vaccination→

イメージから 英単語

→ vaccination

日本語無しでイメージから英単語vaccinationを出すように心がけて下さい

この覚え方が出来れば英和・和英辞書を使っても英語脳は壊れません。

ピクチャーディクショナリーの残りを覚える

時間と興味に余裕があればSTEP1で学習していない単語を覚えます。

Oxford Picture Dictionaryを使った場合は動詞も多く表現されているので覚えていきましょう。

STEP4: 【妄想英会話】社内での会話が可能なレベルに

トレーニング計画の図。STEP4

STEP3のひとり英会話を頻繁に練習しているとネタが尽きてきます。

ひとり英会話は飽きた又はネタが尽きた。
このタイミングで自己紹介の暗唱をはじめます。ひとり英会話と同時進行でも構いません。

自己紹介とは自分の性格・趣味・日常・等を説明する文章。飲み会などで話す内容です。
国内外問わず様々な人に自分を知ってもらうための文章を英語で作りイメージで覚えます。

自己紹介に現実味が無い場合は仕事の説明でもOK。
海外出張先で仕事を教えてるイメージや海外から日本に来た研修生に教えるイメージ。

最初は一方的に自分が喋る文章をつくります。
長さは長い方が良いですが無理なく徐々に伸ばしていきましょう。

自己紹介文章・オフィスの会話をイメージで覚え喋る練習。

イメージで覚えてイメージで声に出す暗唱です。

文字で覚えないように注意。文章を覚える事が目的ではありません。

毎回内容が違って大丈夫。
意味が相手に伝わればOKと考えて下さい。

◆ 妄想英会話

自己紹介文の暗唱に慣れてきたら相手の突っ込みを想定して下さい。
自分でそのツッコミを入れて自分で答える。
これが出来ると妄想英会話へ突入です。

妄想英会話のツッコミバージョンが出来るようになると状況次第で実際の英会話も可能になります。妄想を現実にするだけ。もちろん理解のある相手が必要ですが同僚なら十分成り立ちます。

ノートやPCに表現を貯めていけば内容を忘れても必要な日の前夜に見てイメージトレーニングすれば思い出すことが出来るお助け帳に。

妄想英会話が出来るようになると何でも一人二役で脳内英会話学校・脳内留学が出来るようになりSTEP5へ移行できます。

◆ 会話表現の追加

自己紹介以外に仕事や生活の表現幅を広げるために好みの教材を探してみます。
ここで気を付けたいのは文法に凝り過ぎたテキストを選ばない事。

出来れば英語で書かれた基礎文法テキストを一冊丸暗記してからが良いと思います。

日本のテキストは受験やTOEICで高得点をとる事を目的に普段使わない単語や表現を使っているのでなるべく避けましょう。
≪おすすめ学習本の記事→ 英語脳に必要な英語独学書籍5冊

STEP5:実際に使う・プレッシャーに慣れる

トレーニング計画の図。STEP5

妄想英会話では相手が居ないので緊張しません。
STEP5では緊張・プレッシャーに慣れるために外国人と話す機会を探します。

  • SNSやネットゲーム
  • オンライン英会話
  • 駅前の英会話学校
  • 英会話カフェ・サークル
  • 職場でチャンスを探す
  • 外資系に転職する

ひとつひとつ見ていきます。

◆ SNSやオンラインゲーム

一番手軽で始めやすいので試す価値があります。

私もセカンドライフという今流行りのメタバースの先駆けゲームで外国人とチャットした記憶があります。

かなり英語学習のモチベーションが上がりましたが英語アウトプットの場としては力不足。
モチベーション維持の場として割り切っての利用が良いです。

◆ オンライン英会話

こちらも手軽でおすすめ。

私も今は無いイングリッシュチャンネルというオンライン英会話を受講していました。

オンライン英会話の良いところはいつでも手軽に受講できること。逆にこれが次第にサボりの原因にもなっていきます。

勉強と言うより外国人慣れ・モチベーションアップのために定期的に1~3か月受講するのがおすすめです。

オンライン英会話を受講する場合は

  • 1~3ヵ月で解約できるか
  • 同じ先生を選べるか

が重要なポイントになってきます。目的をはっきりさせて有効に活用していきましょう。

◆ 駅前の英会話学校

実際に外国人と会話が出来るので現場の緊張感を体験出来て有益です。

このページのSTEP4まで終了していてプライベートレッスンを受講できれば効率的な時間になります。

グループレッスンは自分の発言時間が短く相手が日本人の場合は妄想英会話で代用できます。
英語勉強のモチベーション維持・社交と割り切る必要があります。

私は会社の補助で3ヵ月間プライベートレッスンを受けたことがありますがSTEP1以前の英会話能力だったため教科書以外は役に立たず演劇ゴッコに終わりました。

数十万円単位の費用がかかるので会社で補助が出る場合に限って積極的に活用すると良いでしょう。

◆ 英会話カフェ・英会話サークルなどに行く

英会話カフェや英語サークルは抵抗のない人なら試す価値があるシステムです。
英会話学校のグループレッスンを格安で受けてるイメージ。

ただしフリートークが多く初級者にはハードルが高いです。
英語初級者の段階では妄想英会話を超える存在にはならないと思います。

◆ 職場でチャンスを探す

現在の職場で英語を使うチャンスを作れるのであればそれがベストです。

転職となると様々な負担が増えますが部署移動などでチャンスを作れるのであれば積極的に応募しましょう。

STEP4の妄想英会話ツッコミ版が出来るレベルなら社内の現場ではなんとか仕事が出来るようになっています。

◆ 外資系に転職する

英語力向上のためだけに外資へ転職するのはおすすめしません。
英語屋になっても仕事が出来なければ次第に業務が減っていくからです。

現職である程度のスキルを身に付けてからジャンプアップするのがおすすめ。

転職が必要になった時に備えSTEP4まで練習しておくのが良いでしょう。

【スピーキング以外の項目】妄想英会話力を更に向上させる

スピーキング以外の練習は後回し。
余裕がある場合のみ他の練習を検討してみます。

◆ 【リスニング】習得に時間がかかる

リスニングの習得には非常に時間がかかります。

ここは地道に積み重ねるか、ばっさり切り捨てるか。
いずれにせよ少しずつ上達していくので後回しにするのがおすすめ。

リスニングの壁になるのが
・単語を知らない
・発音を知らない

これらはある程度英語を勉強していかないと蓄積されないので後回しをおすすめするわけです

耳を慣らしておくのは有益なので時間があれば楽しみながら英語を聞く習慣をつけましょう。

時間を区切って集中リスニング

長時間は飽きるので15分や30分・時間を区切って集中的に聞くのがおすすめ。
WEB上でいくらでも教材が見つかりますがTED、CNN、BBC、あたりがおすすめです。

DVDの一部・数分のみに集中

DVDをリスニング教材にします。英語音声だけで見たり、英語音声+英語字幕で見たり。

お気に入りの部分だけに集中して最初は英語だけで何度か聞く
これ以上聞いても同じと思ったら英語字幕を出して観る

これだけでも結構効果があります。
ポイントは最初に日本語を見ないこと。出来れば最後まで日本語にはしたくありません。

この数分の学習を様々な場面・DVDで繰り返せば自分の表現として蓄積出来ると同時にリスニング力も少しづつ付いていきます。

聞き取った英語をノートに書いてから確認すれば効果が高まります。この場合は全てを聞き取る必要はなく正確なスペルを書きとる必要もありません。その時聞こえた「音」のまま書けばOKです。

英語ラジオを聴く

会社の車やレンタカーでも聞くことが出来るのがAM810。

音楽も適度に流れるので勉強というより少しでも英語に触れている時間を作る一つの手段。

発音を学ぶ

知らない音は聞こえ難い。
英語はアルファベットの通り発音されているわけではないのでその規則を学ぶとリスニングにも効果が出てきます。

◆ 【発音】独学やパクリが不可能

独学やパクリが不可能な種目と言っても良いのが発音です。

普段付き合いのある同僚・日本人慣れした相手は我々の下手な発音を理解してくれます。
しかし初対面の相手には基本的な単語でも通じない場合があります。

私はappleのような誰でも知っている単語を何度言い直しても理解されなかった経験があります。発音が苦手な相手に慣れていない人・特にネイティブは正確な発音をしないと理解してくれない場合が多いです。

発音出来る音は聞き取れるようになると言います。これも大きなメリット。

発音も上達するまでに時間がかかりますがリスニングに比べると学ぶ内容は少ないので効果を出しやすい。

発音がきれいになるのは良いことに間違いありません。
STEP4以降で時間と資金に余裕がある場合は発音教室に通うのがおすすめです。

◆ 【リーディング】

仕事に直結する単語は疑問に思った時、意識してイメージで覚えていきます。

単語を調べる時はオンライン英英辞書を使い英語の例文も覚えていきます。

英文・英英辞書の英文をノートなどに記録してイメージで覚え何度も復習すると覚えられます。出来れば言葉の定義も同時に英語で覚えると効果的。

STEP3で書いたように必要に応じて和英・英和辞書も活用していきます。

仕事レベルのリーディングは他の学習が進むと徐々に身に付いていきます。

もし小説や新聞を読みたい場合は余暇の時間として文法と合わせて勉強していくのがオススメ。

リーディングは間違いなく英語力の向上につながります。モチベーションのある方は積極的に挑戦していきましょう。

まずは趣味のWEBサイト・英語ニュースが始めやすい。英米の大型サイトから探していくと色々見つかります。

私は次に紹介する方法で、お手軽なMicrosoft Edgeのニュースサイトから英語ニュースを毎日見ています。

スマートフォンを英語設定にする

スマフォの表示を英語設定にして直感的に英語に慣れるのがおすすめ。

ブラウザのMicrosoft Edgeを使ってみて下さい。
スマフォを英語設定にするとEdgeのトップページに流れる世界のニュースを英語で見る事ができます。

英語設定にする方法(iPhoneの場合:設定→ 一般→ 言語と地域→ iPhoneの使用言語/Androidの場合:設定→ システム→ 言語と入力→ 言語の設定。機種によって異なります。)

Edgeを英語ニュースアプリとして使えます。
真剣に読まなくても暇つぶしにちょうどイイ。
日替わりの風景写真もきれい

スマートフォンのMicrosoft Edgeでトップページを英語ニュースにする方法

パソコンもMS-Edgeのホームページ設定を英語にしておくと同じ効果があります。パソコン自体の言語設定は日本語のままでOK

パソコンのMicrosoft Edgeでトップページを英語ニュースにする方法


InspirationalかInformationalを選択してください。

◆ 【文法】

STEP4以降でカタコト英語に満足できない・きれいにしたい、と思い始めたら英語の文法書(基礎)を3周すると良いです。

ここでポイントは練習問題を何度も解いて文法が文章から自然と身に付くように学習する事。

文法を解読して覚えるのではなく表現が自然に出てくるように。状況を思い浮かべながら例文をイメージといっしょに覚えていくと身に付きます。日本語を完全に排除してから始めましょう。

もし英語の文法書(基礎)の内容が分からない場合は中学英語の練習問題を2~3周する必要があります。

また通常必要ないですが基礎で物足りない場合は中級編まで学習すれば完璧です。

◆ 【ライティング】

通常業務のライティングであれば特別な学習は不要です。
他の学習で身に付いた文章で問題ありません。
GoogleやMicrosoft-officeで注意される程度の内容を気を付けるだけで十分。

会社のWEBサイトに英文を掲載する・社内公式文章を書く・等の業務に従事する方はライティング教室でフィードバックをもらう必要があります。

まとめ

独学で英会話を上達させる順番について解説しました。

独学はトレーニング項目を絞る

  • 英語脳+カタコト英語を身に付ける
  • スピーキングに集中して練習する

独学を決心

  • 英会話学校へ行く前に、スピーキング練習に集中する

英語脳を身に付け一人英会話に没頭する


英語脳を身に付けないと会話のスピードについていけません。

オススメの英会話独学方法

  • STEP1 単語の英語脳
  • STEP2 文章の英語脳
  • STEP3 ”思いつき英会話”と”ひとり英会話”
  • STEP4 妄想英会話
  • STEP5 実践

STEP2までは他の英語勉強はストップして集中的に練習。
STEP4になると社内での英会話なら対応出来るようになります。

「英語脳・カタコト英語」をやってみると「意外といける」と思うはずです。

ぜひチャレンジして下さい。

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